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現時点でのお答え

 投稿者:しんのじ  投稿日:2020年 7月27日(月)21時27分46秒
  通報 返信・引用 編集済
  積極的安楽死については、日本では厳格に禁止されています。

ただし判例として、以下にも引用していますが、以前の、東海大での事件を契機
に日本医師会が主体となって提唱されている、「積極的安楽死に加担した医療従
事者が免責され得る四要件」、すなわち、
1.患者に耐え難い苦痛がある
2.死が避けられず、死期が迫っている
3.苦痛の除去などのため方法を尽くし、他に代替手段がない
4.患者の明確な意思表示がある
を全て満たしている場合のみ、免責され得る(ただし、必ず免責されるとは
限らない)というのが現時点での最大公約数的法解釈のようです。

これから先は私見ですが、医学界および法曹界が協力し、明確な免責のガイ
ドラインを策定しておく時期に至ったのではないかと考えます。ちなみに、
3については医師間のスキルや経験の差が非常に多いのが実情で、痛み等で
あれば腕に覚えのある医師なら、安楽死によらずともかなり軽減せしめる事
が可能です。

ただしALSという病気は意識、意思、知的能力はほぼ完全に保たれ、筋力だけ
が失われるため、呼吸筋麻痺を来たす前に、やりたい事、極端に言えば痒く
て掻きたい部位を自ら掻くことも叶わなくなる事があり得ます。「自立性」
ならびに「自律性」の喪失感は医療従事者を以てしても想像を遥かに超える
ものがあるでしょう。そのような状態に至れば、もはや自殺すら物理的に不
可能となります。

看ている医療従事者も、特に少数で担当している場合、多くが抑うつ的とな
ってしまいますし、同情的に接していればいるほど、一時の心の乱れや過労
が、発作的に理性を逸脱した行動につながってしまうリスクは拭えません。

だからこそ、倫理的ならびに法的な境界線はしっかり策定してほしいと思う
のです。

※もっとも、今回の事件は利潤目的の嘱託殺人で、ほぼ同情の余地なしです。
少なくとも容疑者の一人は優生思想の持ち主で、「相模原施設大量殺人事件」
の犯人と本質的に近いのかもしれません。同業者として怒りと悲しみを禁じ
得ません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8e1424a8641babd44d2de6a79535d619b0814a09

 
 
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