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[770] 日本の歴史の中心点とは?

投稿者: 針原崇志 投稿日:2019年12月 8日(日)23時48分10秒   通報   返信・引用

伊那さん、こんばんは。
ご指摘のコメントありがとうございます。

おっしゃるとおり『本朝皇胤紹運録』は北朝側の立場から書かれたものにすぎませんし
一方の『神皇正統記』も南朝側の立場から書かれたものにすぎません。

ただ、その意味では、『徳川実紀』も徳川の歴史を記したものにすぎません。
(「紀」or「記」が「君主」or「臣下」と関係があるのかよく分からないのですが、それはさておき)

その一方で、徳川時代の歴代天皇は単なる「お飾り」だったのかといえば、けっしてそうではなく
天皇は天皇としての歴史を紡いでこられました。
だからこそ、伊那さんのように、徳川時代の天皇でありながら
光格天皇を尊敬するという評価も生まれるのではないでしょうか。

そう考えるうちに、ふと「群盲象を撫でる」という仏教の説話を思い出しました。
ご存じかもしれませんが、簡単に説明すると・・・

象を見たことのない王様が、数人の盲人を象のところへ遣わしました。
そして象に触れた盲人たちが、王様に象について説明するのですが
象の足に触れた盲人は「象とは柱のようなものです」と言い
象の鼻に触れた盲人は「象とは大蛇のようなものです」と言い
象の胴体に触れた盲人は「象とは壁のようなものです」と言い
象の尻尾に触れた盲人は「象とはほうきのようなものです」と言い
etc・・・
そうして、お互いに
「俺が正しいんだ!おまえは間違っている!」
なんて言い争いましたとさ・・・

要するに、仏教の本質を捉えないままに、その一端を聞きかじっただけで
「御仏の教えとは、このようなものだ!」
なんて得意気になっているのを揶揄しているわけですね。
12月8日、成道会(じょうどうえ)にちなんで仏教の話を出してみました(笑)

ちょっと脱線しましたが
歴史というのも同じようなもので
見る方向によっていろんな見方があるのが当然であって
どれが正しい、どれが間違っている、なんて一概にはいえないのではないでしょうか。

南朝側の見方もあれば、北朝側の見方もある。
武家側の見方もあれば、天皇側の見方もある。
討幕側の見方もあれば、佐幕側の見方もある。
日本側の見方もあれば、アメリカ側、韓国側の見方もある。

最後に関しては、腐るほど溢れかえっている「アメリカ側」「韓国側」に対抗するためにも
私としては、日本人として、あくまでも「日本側」を貫き通すつもりですが
それもあくまで私の主観にすぎないという謙虚さを忘れるべきではないのでしょうね。

そう考えると、いただいたコメントに
>日本の歴史の中心点とはどこにあるのだろうか?
>日本の歴史を読み解くに、所謂公式な歴史書は何を用いればよいのだろうか?
>そこを考えた場合、やはり武家政権の手による書が妥当であり、また学会もその様に捉えています
とありますが
「日本の歴史の中心点」というものを設けること自体、果たして適切なことなのか、
そのようなものを設けると、かえって真実を見誤ってしまうのではなかろうか、
というのが私の考えです。

歴史というものが、幾多の人々によって紡ぎ出される物語の集大成であるならば
「中心」だとか「正しい」だとか、そう簡単に決めつけないほうがいいのではないでしょうかね。

天皇を中心とした見方もある。
武家を中心とした見方もある。
庶民を中心とした見方もある。
宗教を中心とした見方もある。
芸術・文化を中心とした見方もある。
etc・・・
それらを総合してこそ、歴史の全体像、すなわち本質に近づけるのではなかろうかと思います。

なので、今回の南北朝の議論の中でも
「天皇を日本の歴史の中心点に据えるべきだ」などとは主張していませんし
そんな大それた主張をできるほど、歴史に関して深い見識を持ち合わせていないことは
ちゃんと自覚しています(笑)

私の遅筆もあって(スイマセン・・・)議論が長引いてしまっていますが
そもそもは、火の本乙女さんからいただいた
>質問です!!針原さんは室町幕府も認めているのですか?(>>755)
との御質問に対して
「北朝の天皇もけっしてニセモノではないのだから
北朝の天皇に任ぜられた足利尊氏もちゃんと征夷大将軍として認めて
室町幕府も認めるべきではないでしょうか?」
と回答する一環として、南北朝の話に及んだだけであって
「北朝の歴史が日本の正史だ!」
とまで主張するつもりはありません。

というわけで
伊那さんからいただいたコメントに対して
ちゃんと的を射た回答になっているかどうか、ちょっと不安ですが
とりあえず、思うところを書かせて頂きました。
もし御質問の趣旨と外れていたら、酔っぱらいの戯言と御容赦いただき(笑)
改めて御指摘いただければと存じます。


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